どうもタミと申します。
Vストローム250を愛し、日々妻のハーレーに立ち向かうバイクブロガーです。
Vストローム250の定番カスタムにフロントスプロケットを14丁から15丁に交換するというものがあります。
Vストローム250オーナーの皆様なら一度は検討された事があるのではないでしょうか?
実際に私も検討し交換をしました。その際に必要になった工具、作業工程、交換後の使用感を書いていければと思います。
整備やカスタムは本当に苦手だけど、やってみました!
Vストローム250乗りの同志の皆様、スプロケット15丁交換のお役に立てて下さい!
この記事でわかる事
- スプロケットを15丁に交換するメリット、デメリット
- スプロケットを15丁に交換する為の工具
- スプロケットを15丁に交換する工程
- スプロケットを15丁に交換した後の使用感
スプロケットを交換するメリットとデメリット
まず最初に押さえておきたいポイントはスプロケットを交換するメリットとデメリットです。
カスタムする以上、特性は知っておこう!
純正の設定を変えるという事は当然デメリットが生じます。Vストローム250のスプロケット交換も定番とはいえ例外ではありません。
スプロケット14丁のVストローム250はとにかく低回転が強く、動きが俊敏です。どんな所からも一気に回転を上げる事ができ、まるで単気筒のようにパワフルに走ります。
元気にキビキビ走るよ!
アドベンチャーバイクは元々オフ車の派生なのでオフ車由来の気軽さ軽快さに重点を置いてSUZUKIはVストローム250に14丁のスプロケットを装備したのでは?と思っています。
そこに完全ロード向けの足回りを装備する所が流石SUZUKI!
お茶目だ!(*≧∀≦*)
しかし、現実のツーリングシーンでの使い方は人それぞれです。それこそ、どんな道でも構わずに色々冒険がしたい人にとっては15丁より純正の14丁が合っているはずです。
勾配がきつい峠道や多少の悪路も持ち前のパワフルさでグイグイ走っていきます。
峠の登りとかマジで最高に面白いです!ギア適当でもグイグイ登って行きます 笑
しかし、高速道路を多用したり一般国道などをまったり走るツーリングがメインの人にとっては14丁の設定があまり必要ではありません。
特にマスツーリングメインの人は足並みが揃わない事に悩むかも…(。-∀-)
ここが私の決定打、、
『その分最高速に振って欲しい』『忙しいギアチェンジを改善したい』そんな声が上がるのも必然だと思います。
さらに16丁や17丁を求める人も、16丁以上はチェーンがはまらないからチェーンも交換してね!
実際に私もその1人で、今回スプロケットを15丁に交換しようと思ったわけですが、そのかわりに俊敏性やパワフルさを多少捨てる事になるので、必ずしもスプロケット15丁が絶対ではないという事だけ知って頂ければと思います。
お待たせしました。スプロケット交換やっていきましょー*\(^o^)/*
スプロケットを交換する為の工具集め
私の整備の腕は素人そのものです。もちろん工具もそれほど持っていません。まずはパーツ、工具集めから始める事にします。
まずは当然パーツが必要です。
15丁は静音タイプがあります。当然静音タイプがよろしいかと、うるさいのは嫌ですよね?
続いて作業の手順に沿って足りない工具を揃えていこうと思います。
私が持っている工具は、基本的なプラスマイナスのドライバー、プライヤー、モンキー、スパナセット、六角セット、これくらいです。
- 『サイトスタンドセンサーを外す』
これは10ミリのスパナでいけます。
- 『フロントスプロケットのカバーを外す』
すげぇ奥まってる……(´Д` )
スパナは届きそうにありません、ラチェット、それも長いアタッチメントが必要そうです。
これが安くて、良さそうですね。これだけアタッチメントが有れば充分!
丁度欲しかったんだ、ラチェット♪
- 『スイングアームのボルトでチェーンを緩める』
これもスパナでいけます。なんならもうラチェット買いました。
- 『スプロケットのボルトを外す(30ミリ)』
そんなもん、あるわけないよね 笑
これも安いので充分でしょう、もう多分使いませんから。
- 『※駆動部のボルトはかなり硬く絞められている為、ロングレンチを使いましょう』
ぐぬぬ…
まだ買えというのか…(´Д` )
もしかしたら、この先すっげー硬いボルトに出会う事もあるかもしれないので、良い買い物をしたと考えましょう。
- 『スプロケットを交換してボルトを締める※ボルトが緩まない様に緩み止めを塗りましょう』
……また買えと(ꐦ°᷄д°᷅)
ボルトの緩み止めは、通常家庭に、ある物なのでしょうか?
少なくとも私は持って無いっ!(ꐦ°᷄д°᷅)
ある方は当然買わなくて大丈夫です。持ってない私は買いました。
ようやく揃いました。それでも工賃を考えたら安いものです。
取り乱してすいませんでした、、
今後使える工具もあるので前向きに考えて揃えましょう!
Vストローム250のスプロケット交換 作業工程
いよいよ実践です。こういう事は勢いなので、物が揃ったらさっさとやってしまいましょう!
サイドスタンドセンサーを外す
外すというより避ける感じですね!完全に外すには配線をバッスリやるしかありません。
スプロケットのカバーを外す
ラチェットが大活躍!買ってよかった♪(*゚∀゚*)
けっこう汚れが溜まっているのでついでに掃除する事をおすすめします。こういう機会がないとなかなか外しませんよね?
チェーンを緩める
最初に、最後の調整の時を考えて、可能な限りの方法で現在の状況をコピーしておきました。
写真を撮ったり、現状の張りを手で確認したりしました。
そしてロックしているボルトを緩めます。
ロックしているボルトは反対側のスイングアームと共じめになっています。緩めたら、チェーンを緩めるナットを半時計回りに回します。
スプロケットのナットを外す
ナットを緩める前にこいつを平らにします。マイナスドライバーと木槌でやりました。
名前がわからないので『こいつ』で失礼します。こいつを平らにして、いよいよ30mmのナットが登場です。外す事が出来るのか?
タイヤが空回ってしまうので、相方がいる方はリアブレーキを踏んでもらいましょう。
うだらさん助けて〜
面倒臭いから嫌だ!
……( ;∀;)
1人でやる時は、リヤホイールに木材をかまして空回りを防止します。
『スッ』
えっ?呆気なく外れた…(´Д` )
ロングレンチを使うと簡単に外れます。あまりにも呆気な過ぎて写真を撮り忘れました。申し訳ございません。
スプロケットを交換する
ナットを外してスプロケット本体を手前に引くとすぐ取れます。
掃除をしてから、15丁のスプロケットにチェーンをかけ、元に戻して装着完了です。
美しい…
後は今までの手順を逆に戻して完了です。30分程で完成してしまいました。思いのほか簡単でビックリです。
スプロケット交換後の実走行
スプロケットケット交換のメリット、デメリットで書いた事はあくまでも理論上です。では実際に走ってどうでしょうか?
まず下のギアで、もたつく感じはちょっとなくなりました。あくまでもちょっとだけで、1速2速でグングン伸びるわけではありません。乗り方自体が変わる事はなく、やはり4速まではいそがしいです。
多少いそがしさは無くなるよ!
強すぎたエンジンブレーキがマイルドになったのか、走りがスムーズになりました。コーナーなどでギクシャクする感じが少なくなった気がします。
気のせいかも…でもバイクはメンタル大事!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !
下が弱くなったはずですが、峠を走っている時、立ち上がりに不満を感じる事はありません。
元々充分過ぎたからねー( ̄▽ ̄)
つまりは、普通のオンロードバイクの設定に近づいたという事です。
それでもまだまだ低速重視だよ 笑
高速道路の走行
最高速は伸びました。10km弱でしょうか?全体的に回転数も落ち、アクセルを回すのがしんどい方には良いカスタムでしょう。
個人的にはどうせ100km超えると怖いのであまり恩恵なし!笑
しかし、速くなったわけではないので、マスツーリングの際は周りに気を使わせましょう。
みんなの荷物を人質に取るんだ!
まとめ
スプロケットを15丁に交換するカスタムがおすすめの同志
- 高速道路を多用する同志
- まったり優雅に走りたい同志
- アクセルを回すのがしんどい同志
- 初動が忙しいのが嫌いな同志
交換に関しては、やってしまえば簡単にできるものです。人生においてこういう事は多い気がします。スプロケットの交換を自分でやるか迷っている同志の皆様は是非チャレンジしてみて下さい。
整備が苦手な私でも大丈夫でした!
以上、最後までありがとうございました。
コメント